
私は小さいころから体が小さく、いじめられっ子でした。
小学校の帰り道、上級生の男の子からいじめられて泣きながら帰ったこともたくさんあり、思い返すと今でも胸にこみあげてくる悲しい気持ちが消えません・・・
そんな私を見かねて、私の父は、私を空手道場に入会させました。
空手道場の先生は厳しくも優しく、また、道場の仲間は同年代の子がたくさんいて、私にとっての大切な場所になりました。
しかしながら、もともといじめられっ子だった私は、空手の練習では技を出せるようになったものの、道場を出ると、前とたいして変わらない、弱気な自分のままでした。
中学校でもそれは変わらずで、何とかして変わりたい、弱気な自分を変えたい、という気持ちで、もんもんとしていました。
高校生になっても、弱気な自分は変わりませんでしたが、体育の時間前に着替えをしていたとき、野球部の筋肉質な子たちが着替えているのを見て、私はあることに気が付きます。
「あれ、なんか筋肉あると強そうだぞっ!」
めちゃくちゃ単純な感想ですが、本当に私には衝撃でした。
それ以来、私は空手の練習とともに、家で毎日腕立て、腹筋、スクワット、背筋を100回ずつやるようにして、ランニングも継続して行いました。
そのころはまだトレーニングの知識もなく、自己流でがむしゃらにやっていました。
しかし、若さもあって、半年くらいすると、目に見えて筋肉がついてきました。
そうすると、周りの同級生が気づいて、
「ナビ太郎、最近ムキムキじゃん!何かしてるの?」
「ナビ太郎、強そう!」
など、周りに褒められることが多くなりました。

これによって私は、前よりも自分に自信が持てるようになり、いくらか社交的になりました。
そして、筋肉での成功体験をつかんだ私は、そして、筋肉での成功体験をつかんだ私は、
「努力すれば、人は変われるんだ」ということを、人生で初めて本当の意味で実感しました。
それは、ただ筋肉がついたというだけではなく、
自分を変えようとする勇気、
そしてその結果として得られる自己肯定感の芽生えでもありました。
もちろん、それだけで全ての悩みが消えたわけではありません。
でも、それまで「どうせ自分なんて…」と下を向いていた私が、
少しだけ胸を張って歩けるようになったのです。
この体験がきっかけで、私は自分の体と心を育てることに強い関心を持つようになりました。
筋トレ、食事、休養、そしてメンタルケア――。
ただ筋肉をつけるだけではなく、
**「かっこよくて、強くて、優しい男」**を目指したいと思うようになりました。
その思いが、今のこのブログ「NEXTMANLAB」の原点です。
筋トレや美容、サウナ、男磨き――
全ては、「昔の自分のように悩んでいる誰か」の力になりたいという想いから始まりました。
過去のコンプレックスも、いじめられた経験も、無駄ではなかった。
むしろ、それがあったからこそ今の自分がある。
だからこそ私は伝えたい。
「どんなに弱くても、どんなに自信がなくても、人は変われる」
「努力は、必ず自信に変わる」
「進化は、誰にでもできる」――と。
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